阪神・佐藤輝は“スタンス改革”よ 走り込み&振り込み徹底で下半身強化へ 12日キャンプ合流

 きょう合流する佐藤輝。岡田監督の猛特訓が待っている
 練習を見守る岡田監督(撮影・飯室逸平)
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 「阪神秋季キャンプ」(11日、安芸)

 「侍ジャパンシリーズ2022」で日本代表入りした阪神・佐藤輝明内野手(23)、中野拓夢内野手(26)が12日から安芸キャンプに合流する。岡田彰布監督(64)はキャンプ前から予告していた佐藤輝の打撃改造着手について改めて言及し、キャンプ打ち上げまでの10日間は“スタンス改革”に集中させる方針を明かした。さらなる進化を遂げるためにも実りの秋とする。

 侍ジャパンの一員として強化試合4試合に出場した佐藤輝と中野が12日から南国の地・安芸で汗を流す。21日までの10日間、来季に向けた準備を進めていくことになるが、岡田監督は改めて佐藤輝の打撃改造を行っていく考えを示した。

 「(打撃改造)やらなあかんわな。一番、変えなあかんのは佐藤輝かも分からん。そう思うけどな。ゲームの打撃を見ててもな」

 具体的な修正ポイントに挙げたのは、下半身について。「基本的に足が弱いと思うな。スタンス狭いやろ。狭いということは重心が高いということやからな。あの足の長さやともうちょっとスタンス(の幅が)いる」。狭さゆえに、思い切り打席で踏み込めていない。そのため、直球に差し込まれることを指揮官は懸念している。

 「(今のスタンスでは)かなり差し込まれると思うよ。スタンスを広くして、(速球に対して力で)押し込まなあかんのやから。150キロぐらいのボールに、ある程度下半身も向かっていく力が必要やわな」

 2年連続20本塁打を達成するなど、ポテンシャルは高い。「あれ(狭いスタンス)で20本以上打てるんやから」と岡田監督の期待も大きい。甲子園での秋季練習では「侍の強化試合があるから、それまではあまり言わない」と指導を控えていたが、キャンプ合流とともに打撃改造に着手。下半身強化のために走り込み、振り込みも徹底させる方針だ。

 全試合固定を明言する三塁守備には「三塁も1年目から、内野の中で一番うまいと思っていた」と絶賛。守備練習に充てる時間を減らしても打撃強化に取り組ませる。

 初選出となった侍ジャパンでは、強化試合4試合中3試合で先発出場。しかし、打率・154、0本塁打、2打点と結果を残せなかった。来年3月のWBC本戦でメンバーに選出されるためにも、“岡田のメス”を受け、打撃開眼のきっかけをつかみたい。

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