阪神2軍が優勝マジック1! 前川プロ初の3安打に平田2軍監督「イチローだよ」

 1回、先制となる適時打を放つ前川(撮影・北村雅宏)
 1回、大道の暴投で三塁ベースを蹴る二走・前川(撮影・北村雅宏)
 1回、前川が先制となる適時打を放ち、盛り上がる阪神ベンチ。右端は平田2軍監督(撮影・北村雅宏)
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 「ウエスタン、広島2-6阪神」(30日、由宇球場)

 阪神は広島に勝利し、優勝マジックを「1」とした。

 初回1死二塁で前川の左翼線への適時二塁打で先制に成功。三回に同点に追いつかれるも、四回1死二塁からロドリゲスの左前適時打で勝ち越し。六回にも高山の適時打などで3点を加え、勝利をつかんだ。

 2位・ソフトバンクはこの日の18時から中日戦(タマスタ)を行い、引き分け以下で阪神のウエスタン連覇が決定する。

 平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -前川は3安打。

 「大したもんだ。やっぱり初球から振っていく姿勢、アグレッシブさというのはな、追い込まれたら食らいついたのは、イチローだよ。あのワンバウンドになりそうなやつをレフト前に打ったのなんかは見事だよな。そういうところの積極性っていうか。けん制でアウトになったけど、これはもう勉強だし。そういうところでは今日は前川が、2点目で帰ってきたのも大きかったよ。初回の先制を取ることで主導権を握れたところの先制のタイムリーで、勝負強さ、出塁ね。二塁打もそうでしょ。ますます楽しみになってきたね」

 -前川は気持ちで見せるプレーが魅力。

 「彼は表にそういうファイトが出るタイプなので、内に秘めた闘志、それとはちょっと違うわね。だからすごくアグレッシブさを感じさせるわね」

 -ロドリゲスは3試合連続打点。

 「もうずっと。何回も言うけど、こうやって結果を出すことによって、来年もまた契約してもらえる可能性も出てくるんだし、そういうことの望みというか、日本の環境、1軍でやりたいという気持ちが伝わるよ。食らいついていくやん。最初の。最終的にダメだったか。ファウルで粘って粘ってさ、そういうところもすごくハングリーさは出てるわな」

 -CSで昇格するチャンスもある。

 「だからそういうことよ。みんなまだクライマックスもあるし、選手たちの姿勢が非常にもうずーっと伝わる。ずっと言ってるでしょ?」

 -岩田は満塁の場面で好投。

 「今日は岩田。ちょっと支配下になって、守りに入ってちょっと抑えなきゃ抑えなきゃというところが出ていたけど、『そんな選手じゃない』ってハッパかけて。『支配下になろうとしていた頃を思い出せ』と。3桁の頃のね。やっぱり投げっぷりがよくなってきている。平凡なピッチャーなんだから、ボールに乗り移って魂で腕振って投げないと。コース、コースとかね、まだそこの域じゃないねん。やっぱり支配下になって結果を出そうとして、わかんねん。まだそんなん早い早い。今日は見事な1回2/3。今日は岩田だよ」

 -今日のソフトバンクのナイターの結果次第では連覇が決まる。

 「まあそれは結果次第だけど、うちはとにかくあと2試合。このままの、結果はどうなるかわからないけど。今の姿勢をずっと続けてくれているのは本当に、中堅も若手も。中堅なんておらんわな。若手ばっかりや。君らと一緒や。な、もっとアグレッブさを出していかないとパーンと」

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