糸井 初回にガツン元気弾!3戦連続マルチで打率・381 ホーム開幕戦1号
「阪神2-3中日」(6日、京セラドーム)
確かなインパクトは残した。迫力満点の弾道で見舞った猛虎にとっての18年シーズンホーム1号。勝利には結びつかなかった。それでも確かなダメージは与えた。阪神・糸井嘉男外野手が敗戦の中で浴びせたせめてもの一太刀。一時は逆転となる2ランに次戦への意地を込める。
場面は1点を先制された直後。初回の1死一塁だった。「先制されてしまったので早い段階で追いつけるようにと思い打席に入りました」。中日先発・小笠原の初球、外角低めのスライダーに上体を泳がされ気味になりながらも、捉えた打球は瞬く間に右翼席へ着弾。今季2号2ランとなった。
黙ったままで終われるわけもない。同点で迎えた六回には先頭・上本の左前打に続き、右翼を深々と破る二塁打で好機拡大。結果的に得点はならなかったが、状態の良さに目を見張る。
豪快かつ華麗に持っていった。第1打席の本塁打と同様、第3打席の二塁打も最後は右手1本で持っていくような形で放った、右方向への強い打球だ。これで3戦連続マルチ安打で打率・381の好調ぶりだ。
ただの空砲では終わらせない。試合後は足早に帰りの車に乗り込んだ糸井。敗戦の借りは必ずプレーで返していく。
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