阪神の大山悠輔内野手（２２）が２６日、甲子園クラブハウスで自主トレを行い、スコアラー陣から配布されたマル秘ＤＶＤを見て今後の課題を見つけていく考えを明かした。今季の全プレー映像に加え、安打集や好プレー集をまとめたものもあり、飛躍の２年目につながるヒントを探し出す。

　来季へ飛躍のヒントが詰まったＤＶＤが、期待の大山にプレゼントされた。スコアラー陣が編集した今季の全プレー集。例年、オフに入るタイミングで手渡されるもので、背番号３は「いただきました。まだ見ていないですが、いろいろ見つけていけたらと思います」と力を込める。

　安打集や好プレー集など場面やカテゴリーごとに編集されたものもあり、用途は無限大。今季がルーキーイヤーだった大山にとっては初めて手にしたもので「まだどういう使い方ができるかは分からないですが、（課題を）見つけられると思うので」と言う。

　具体例として挙げられるのは状態がいい時と悪い時の打撃フォームの変化。さらにはタイミングの取り方、バットの出し方など今季の映像を振り返って見ることで、イメージを植え付けることが可能になる。

　その中で問題点や改善ポイントが見つかれば、オフの間に自分で修正することや対策を練ることが可能。過去には城島が盗塁阻止のシーンを編集したものを手渡され、翌シーズンに向けてスローイングステップの改善に着手したこともあった。

　確かなヒントが得られる特製のＤＶＤ。今季の映像を振り返りながら、飛躍へのカギを見つけていく。