「平野」で小技強化!1軍打撃コーチに昇格 得点力アップへ配置転換

 阪神は3日、2017年度コーチ陣の一部配置転換を発表。平野恵一2軍守備走塁コーチ(37)が、1軍打撃コーチに就任することになった。今年の成果に加えて、攻撃面でのさらなる強化を求めての昇格となった。また、それに伴い浜中治1軍打撃コーチ(38)が2軍打撃コーチ、筒井壮2軍打撃コーチ(41)が2軍守備走塁コーチとなる。

 苦しみながらのシーズンだったが、若手の成長などの成果はあった。もちろん、そこに甘んじることはない。現状維持ではなく、さらなる攻撃面の強化、そして勝利を求めていく中で、平野2軍守備走塁コーチの1軍打撃コーチへの配置転換という一手が打たれた。高野球団本部長は、狙いをこう明かした。

 「来季に向けてはもう少しバントであったりエンドランであったり、勝つ野球、今年も勝つことは当然あったんですけど、それ以上に加えていきたいという金本監督との話の中で、平野コーチを上げたいということで」

 1日の巨人戦を最後に4位という順位で超変革の1年目が終了。7連勝でフィニッシュとなったが、得点数はリーグ5位、チーム打率は中日と並んでリーグ最下位タイという数字が残った。得点力アップが必須という状況で、金本監督の意向を踏まえた上での配置転換となった。

 平野コーチは現役時代の10年に、リーグ2位となる打率・350を記録しただけでなく、球団新記録となる59犠打をマーク。2度の最多犠打を記録している。確実性のある打撃に加えて小技もこなし、実績は十分だ。

 金本監督、片岡打撃コーチと共に、左打者3人が打撃部門を見る形となるが、平野コーチはタイプが違うこともあり、問題はない。チームとして1年目につかめたものをいい形でつなげていきたい。平野コーチへの期待は高い。

 「勝敗はファンの方に申し訳ないですが、順位も下位に甘んじたんですけど、そういう野球をしたいということで平野コーチを昇格させたということです」と高野本部長。平野コーチは、9日からの秋季練習から指導にあたる予定。新たな体制で、勝負の2年目の戦いに挑んでいく。

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