大和 無念の適時失策「判断ミス…」

 「阪神6-10ヤクルト」(7日、甲子園球場)

 阪神の勝敗を分けるワンプレーになってしまった。同点の七回1死満塁。中村が放ったゴロを捕球した二塁・大和の本塁送球は「セーフ」の判定。スコアボードには無情の「E」ランプが点灯した。三走・雄平の勝ち越しの生還を許すと、後続も断つことができず一挙5点を献上した。

 一瞬のジャッグルが命取りになった。捕球する瞬間に少しバウンドが変わりお手玉したが、大和は後逸することなく、すぐホームに投げた。タッチプレーでなかったため、間一髪で間に合ったかに見えたが、杉本球審の両手は広がった。

 大和は「自分が一発で捕って投げていれば、そんなに難しいジャッジにならなかった」と自身を責めた。微妙なタイミングに金本監督が一塁ベンチを飛び出したが、判定は覆らず。名手に昨年8月6日・広島戦(マツダ)以来となる痛恨の失策が記録された。

 この日は序盤の5点ビハインドから猛反撃。大和も三回に右犠飛、四回には9戦連続安打となる左前2点適時打で一時は試合を振り出しに戻した。3打点の活躍で打のヒーロー候補の一人だったが“魔の七回”の守備で暗転した。

 久慈内野守備走塁コーチは「アウトだろう。しっかり見てほしい。フォースプレーだし。大和どうこうというより、審判のジャッジだから」と擁護。それでも本人は「自分の判断ミス。結果論ですけど、最初から前に出て(バウンドが変わる前に)捕っていれば」と唇をかみ締めた。名手・大和だけに悔やみきれないプレーとなった。

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