歳内1軍昇格!2回を完璧3連続K
「ウエスタン、広島7-2阪神」(13日、マツダ)
上昇気流に乗る右腕が、鯉打線を牛耳った。乱調だった阪神先発の岩崎に代わり、四回からマウンドに上がった歳内が2回を無安打無失点。「変化球でストライクを取れたのが良かった」。試合後には、14日に今季初めて出場選手登録されることが決まった。
直球の最速は142キロ。ただ「感覚的には全然悪くなかった」と話す通り、力強く腕を振り、コーナーへ制球した。さらに「カーブも有効に使えた」と緩急も駆使。四回は3者連続三振に斬った。
五回2死、4番のロサリオは115キロのカーブで捕邪飛。完璧な投球を見せた右腕に対し、古屋2軍監督は「気合が入っていた。これがきっかけになれば」と笑顔でたたえた。
4年目を迎えた今年は春季1軍キャンプ中に右肩痛を訴え離脱。復帰してからも状態はなかなか上がらなかった。だが、ここ3試合は無失点を継続。「だいぶ戻ってきた」と手応えはある。次は1軍で、快投を見せる。