藤浪オレ流キャンプ!マエケンが後押し

 阪神・藤浪晋太郎投手(20)が18日、札幌ドームで調整。来春キャンプで自己流調整を貫く考えを明かした。尊敬する広島・前田からの助言で、その方向性に自信を深めた。

 キャンプでは100~200球の投げ込みを行う投手もいるが、藤浪は30~40球程度。球数よりも回数と質を重視する。「いいフォームで少ない球数を投げた方がいい。回数を多くした方がいい」という考えだ。練習中に話し込んだ前田も、同じ意見だったという。

 「マエケンさんとそんな話をさせてもらいました。周りからは球数とかいろいろ言われますけどそんなこと気にしてもしょうがないだろうと。自分のやり方を変えなくていいと言ってもらいました」

 球数がかさむ試合終盤につかまることが多かったシーズン序盤。その要因の1つとしてキャンプでの球数を指摘する声も耳にしたが「100球とか7回とか言われましたけど、自分では悪くなかったと思います」と信念にブレはない。

 今年は侍ジャパンに参加したためオフ期間が短いが、「肩を休めたら大丈夫。キャンプ初日からベストの状態にする必要もない」と来季の開幕だけを見据える。キャンプ、オープン戦と徐々に調子を上げていくつもりだ。マエケンから背中を押され、己の信じる道を歩んでいく。

2023-11-05
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