ゴメス「グリーンモンスター」制圧弾や

 阪神のマウロ・ゴメス内野手(29)が22日、福岡入りし、23日からのソフトバンク戦で、日本一の5・84メートルの左翼フェンスを誇るヤフオクドームでの一発を誓った。レッドソックスに在籍した12年は左翼に高さ約11・3メートルの「グリーンモンスター」がそびえ立つフェンウェイパークで2本塁打を放った。米国での経験を生かしてチームを連勝へ導く。

 日本の「グリーンモンスター」!?なんぼのもんじゃい!!ゴメスが未知のヤフオクドームの左翼にそびえ立つ緑色のフェンスに、堂々と“挑戦状”をたたきつけた。

 「見てみないと分からないけど、フェンスが高いことは考えず、チームに貢献できることを考えたい。球場の大きさは考えないよ」。自慢の怪力があれば高いフェンスも、広い球場も関係ない。米国での経験が自信の裏付けだ。

 レッドソックスに在籍した2012年は自身のキャリアで唯一、メジャーでプレーし、2本塁打を記録。ともにフェンウェイパークの「グリーンモンスター」を越えた一発だった。

 8月25日のロイヤルズ戦は「5番・一塁」で先発して二回に左翼へメジャー初本塁打となるソロ。9月7日のブルージェイズ戦も途中出場で九回に左翼へ2号2ランを放った。

 「フェンウェイパークでも(気持ちは)一緒だった。グリーンモンスターは気にしていなかったね」。投手との対戦に集中することで、好結果につなげてきた。

 また、ヤフオクドームの外野フェンスは日本で最も高いとはいえ「グリーンモンスター」の約半分。左翼フェンスまでの距離はヤフオクドームの方が約5メートル広いが、力まなくても十分に柵越えを放つ自信はある。

 調子は上向きだ。5月は打率・250ながら現在4試合連続安打。すでに4月に並ぶ月間4本塁打を放っている。調子は上向きで、21日のオリックス戦では京セラドームの左翼5階席へ飛び込む決勝の8号ソロを放った。

 「試合の中でアジャストしてボール球に手を出さないということを考えている。シンプルに考えて、好球必打という意識でいる。ストライクゾーンの球を打とうと心がけている」。試合の中で修正し、試合の行方を左右する場面での結果につなげている。

 この日は甲子園での指名練習に参加せずに静養。英気を養った主砲が福岡でも自慢の怪力を披露する。

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