鳥谷さすがや!ダメ押し打&好走塁

 「中日0‐3阪神」(24日、ナゴド)

 阪神・鳥谷は開口一番、反省を口にした。「前の打席で打てればよかったんですけど…」。六回1死二塁の先制機で、直球を捉えきれず遊ゴロに倒れた。先発の左腕岡田の前に3度ゴロアウトを重ねたが、投手が又吉に代わった八回に、ここ一番の勝負強さを発揮した。

 1‐0の八回、1死二塁の好機。「投手が代わったので、反省とかはなかった」と前打席までの凡打をリセットし、「初球からいこうと思っていた」と迷わず外角の直球を引っ張り右前へ運んだ。

 二塁走者の上本が好走塁で生還。欲しかった追加点をもたらした。「あれでいける感じになった」。試合後、和田監督が「決定打」とたたえた殊勲の一撃で勝利を呼び込んだ。

 走塁も光った。適時打を放ち送球間に二進すると、続くゴメスへの2球目が暴投となって三進。新井良の中前打で3点目のホームを踏んだ。これでリーグ最多の25得点。打点は9にとどまるが、四球17、出塁率・450はともにリーグ2位。頼もしく、得点源の役割を果たしている。

 4月17日の広島戦(マツダ)からの連続試合安打を7に伸ばし打率は・344。マートンに次ぐチーム2位のハイアベレージをキープする主将が、好調打線をけん引している。

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