遼馬よ侍ジャパンで日の丸魂吸収せよ!

 「阪神秋季キャンプ」(4日、安芸)

 新生・侍ジャパンに選出された阪神・松田遼馬投手(19)が、安芸キャンプを一時打ち上げた。和田監督は「すべてを吸収してほしい」と期待を込め、19歳の若武者を送り出した。

 5日の合流を翌日に控えたこの日、ブルペンで33球を投げ、最終調整を終えた。見守った和田監督や中村GMらと笑顔で握手を交わし、激励を受けた。日大時代に84年のロサンゼルス五輪に出場している指揮官。「すべてを吸収してほしい。レベルの高い選手がどういう意識で練習しているかなどを見てきてほしい」と、日本代表の先輩としてアドバイスを送った。

 中西投手コーチは愛弟子に来季、50試合以上の登板を期待する。だからこそ、国際舞台での経験を生かしてほしいと願う。「日の丸を背負うのだから思い切ってやってこい、と言った。しっかり抑えて、一回り大きくなって帰ってくることを楽しみにしています」

 8日から始まる台湾との強化試合で、代表デビューを飾る。期待されるのはセットアッパーとしての役割だ。「そこを任せてもらえるなら、しっかり抑えたい。勝利に貢献できる投球をできればと思います」

 自分の力を試すのではなく、勝負に徹する。堂々と宣言した侍・松田が、日の丸の威信をかけ剛腕を振るう。

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