「中日9-4阪神」(27日、ナゴド)
痛恨の判断ミス。阪神・大和が猛省した。3点差に迫った六回、1死一、二塁。打者・藤井彰の2球目がワンバウンド。二走・ブラゼルが三塁へ走った。だが、一走・大和は一、二塁間で進塁を迷い、捕手からの送球に刺された。手にしかけた流れがこぼれ落ちた。
「あれはただ、僕の判断ミスです」。沈痛な顔色を浮かべた選手通路。帰り際にもう一度、「僕の判断ミスです」と繰り返した。交流戦中に続出した走塁ミス撲滅を掲げながら、足のスペシャリストが犯した過失。敗戦が重くのしかかった。
四回に反撃の左前適時打。六回にも中前適時打。21打数11安打、17打点の打率・524。驚異的な得点圏打率を戦場に刻んだが、そんな過去は頭から消えていた。流れを分断した走塁。その場面だけが脳裏を何度もよぎった。
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