「ウエスタン、阪神2-1ソフトバンク」(27日、甲子園)
4年ぶりの景色。郷愁にふける余裕はなく、戸惑った。正直、怖くもあった。ウエスタン・ソフトバンク戦で、阪神・浅井が08年6月3日の楽天戦以来、1424日ぶりにマスクをかぶった。2回0封。捕手2人制に不安を抱く和田監督の意向を反映した“捕手兼務”にメドを立てた。
限定1イニングの予定が、前倒しで2イニングに延びた。藤井彰の用具一式を借りて臨んだ復帰戦。ディレードスチールを決められ、捕球がしっくりこない場面もあった。それでも、ワンバウンド投球は全部前に落とすか、ミットに収めた。捕邪飛もキャッチした。
「めっちゃ怖かったですよ。4年ぶりですか?そりゃ難しいですよ。感覚がなくなってるわけですから。でも、なにかあった時のためだと思うので、行けと言われれば、いつでも行けるように準備しておきます」と、今後も外野手との二足のわらじを履き、窮余の一策に対応する考えだ。
正妻・藤井彰が左頬部骨折で戦線離脱し、小宮山が必死で投手陣を引っ張っている。だが、捕手2人制ではアクシデントを考えると交代が難しく、桧山、関本らの豪華代打陣が宝の持ち腐れとなる可能性がある。
「ここ何試合かやってて、やっぱり3人目がいるなと。浅井も1軍で(捕手が)あり得るということでやっとかないと」と和田監督。駒を有効活用し、打てる手を打つ。急場をしのぐ作戦が増えるほど、勝利に近づく道筋も太くなる。
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