阪神は27日、巨人、中日、巨人と続く28日からの9連戦へ向けて甲子園室内練習場で投手、野手が指名練習を行った。和田豊監督(49)は最初の巨人3連戦について、東京ドームにありがちな本塁打連発の空中戦ではなく、1点を争う展開になると予測。1つのアウトや機動力を活用した“地上戦”を駆使し、ここぞの場面での代打攻勢や守備固めと、ベンチも含めた総力戦で臨む考えを示した。
ド派手な打ち上げ花火は必要ない。今季東京ドームでは初対戦となる巨人3連戦へ向け、和田監督は「より一層、1点に対する重みを感じながら。どうやって1点を取るかを追求していきたい」と、空中戦ではなく“地上戦”で臨むプランを明かした。
敵地でのT‐G決戦といえば、互いが本塁打、長打を打ち合う打撃戦が思い浮かぶ。事実、昨季東京ドーム初戦だった11年5月3日は鳥谷、新井、ブラゼル、金本の4発7得点で粉砕した。だが、今回はそんな甘い考えは通用しない。
相手先発は杉内、内海、沢村。「本来なら甲子園でできない空中戦、ドーンというのをしたいところだけど、ピッチャーの関係からしたら、昨日みたいな投手戦になる」と和田監督。想定するのは安藤とバリントンが投げ合い、最後は延長十一回、1‐0でサヨナラ勝ちした26日の広島戦のような試合だ。
決して守備的になるという意味でない。片岡打撃コーチは「相手のミスや、四球だったり(につけ込む)。平野はタイムをかけてバリントンのリズムを崩していた。打つだけじゃなく、そういうこともやっていかないといけない」と説明する。
右方向に転がして走者を進めたり、積極的にエンドランを仕掛けたり。キャンプから培ってきた1点をもぎ取る攻撃が、G投3本柱攻略のキーになる。一発を狙って振り回していては、相手の術中にはまるだけだ。
だからこそ和田監督は、巨人、中日との9連戦を「ここまで戦ってきて今のチーム状態のバロメーターになる試合」と位置づける。復調気配の巨人相手に目指す野球が展開できれば、この先のシーズンの展望は大きく開けるのだ。
強打者のバットのみに頼るのではなく「1点勝負になると、スターティングメンバーだけでは勝っていけない。ベンチにいる選手も重要になる戦い」と指揮官。最終的には総力戦で、宿敵を撃沈する。
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