「DeNA3-11阪神」(22日、横浜)
ヤマトが救った!7年目の阪神・大和内野手(24)が自身プロ初の1試合2三塁打、6打点、猛打賞の大暴れだ。1点差に迫られた直後の五回は2死二、三塁から城島が敬遠四球。ここで燃えた大和は、左中間へ走者一掃の適時三塁打を放った。チームは今季最多11得点で、初のサンデー白星を挙げた。
4月22日は大和の日!!3試合ぶりの先発出場に、若虎が燃えた。打ちも打ったり、3安打6打点。連敗中の嫌〜な空気を、波動砲ばりの打撃で吹き飛ばした。
前日まではミスの連鎖で連敗した。走塁ミス、失策、犠打失敗…。横浜の借りは、横浜で返さなければいけなかった。
だが、1点差にまで迫られた直後の五回に、この日もミスが出た。一走の新井が判断を誤り、ブラゼルの二塁打で本塁へかえれなかった。追加点を挙げられずに2死二、三塁。そして前を打つ城島が敬遠されて、大和に打順が回る。ここで燃えなければ男じゃない。
2死満塁。凡退すれば一気に流れを渡しかねない場面。九州男児の血は煮えたぎった。
「城島さんが敬遠されたことで一層気持ちが入りました。何くそという気持ち。絶対に打ってやろうと思っていた」
ハミルトンに1ボール2ストライクと追い込まれた後、高め、ボール気味の直球を一閃(いっせん)した。打球が左中間を切り裂く。一気に三塁まで駆けた。走者一掃のダメ押し適時三塁打。3連敗阻止となる、この日の勝利を不動のものにした。
和田監督は「五回の(新井の)走塁ミスの後に大和が気持ちで打ってくれた。あれがなければ分からなかった」と勝負のポイントに挙げた。
初回には先制打の城島に続いて、2死一、二塁から2点適時二塁打。七回無死二塁では三塁打をおかわりし、プロ7年目にして初の猛打賞。これで今季、得点圏では8打数6安打と驚異のハイアベレージを誇る。支えているのは、観察力だ。
3月。ソフトバンクとのオープン戦。大和の目は、昨季の盗塁王・本多にくぎ付けになっていた。「本多さんの盗塁を見て、こういうのもあるんやなって新しい発見がありました。セカンドへの意識を強めて、けん制されたら戻るって意識でやっているように見えた」。走塁だけでなく、打撃、守備…プレーしていない時間も、大和にとってはすべてが勉強だ。
「人を見る癖がついているんだと思います。今までベンチにいる時間のほうが多かったので。癖を探したり、見て覚えることばかりでした」
現在は中堅の位置を左の柴田と相手先発によって併用されている。敵地でのお立ち台。「常にレギュラーを狙う気持ちでやっています」。クールな顔に熱き心を秘めて、大和はきっぱりと言い切った。
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