田上は1軍に合流し真弓監督(左)らが見守る中で走塁練習をする=安芸(撮影・山口 登)
赤星二世になれ‐。1軍昇格を果たした阪神育成2位の田上健一外野手(22)=創価大=が22日、攻守でキレのいい動きを披露し、首脳陣から改めて高評価を得た。50メートル5秒7の俊足、遠投110メートルの強肩。昨季限りで現役引退した赤星憲広氏を彷彿(ほうふつ)させる育成選手が、開幕1軍候補に躍り出てきた。
現在の1軍外野陣に足りない機動力、守備力を持つ背番号126が、1軍合流初日で確かな存在感を示した。俊敏な守備を「言うことない」と山脇守備走塁コーチが評すれば、和田打撃コーチも「アイツは面白いよ。赤星をもう少し力強くした形になれば。ああいう選手が1、2番に出てくれば打線に動きが出てくる」と、「赤星二世」の期待を寄せた。
真弓監督も1軍戦力になり得る存在に熱い視線を注いだ。「支配下選手にするかしないかはギリギリでも大丈夫。(その可能性を)見せてくれている」。練習中には田上のバットを手に取り、助言も送った。「マートン、桜井の守備力がどうなるかで守備固めが必要になる」。実戦の守備や走塁で結果を残せれば、チャンスも大きく膨らむ。
「僕は1日、1日が勝負。アピールして早く支配下登録されるように頑張りたい」。田上も俊足を生かすために今、赤星のように低い打球、ゴロを打つ打法修正に取り組む。入団1年目の育成野手が開幕前に支配下登録されれば、巨人・松本以来2人目の快挙。その可能性は十二分にある。
(2010年2月22日)














