阪神・真弓明信監督(56)が8日、鳥谷敬内野手(28)を「開幕3番」に指名した。これまで打順決定を先延ばしにしてきた指揮官が鳥谷のクリーンアップを明言。赤星引退の余波で攻撃型1番も考えられたが、昨季20発の鳥谷を中軸に据えることが決まった。鳥谷もこれに呼応し、フルイニングで3番を譲らない決意を語った。
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鳥谷の存在感が真弓監督をフライングさせた。「(鳥谷は)3番を考えている」。11月に「(打順は)春のキャンプの状態、オープン戦の状態で決める」と開幕直前までオーダーを先延ばしにした指揮官が会見で思わず口走った。練習後、その方針を伝え聞いた鳥谷が顔色を変えることはなかったが、1つだけ譲れないこだわりも見せた。
「何番だからどうというのはないけど、クリーンアップは1年間変わらないほうがいいと思う。もし自分が打つことになれば、変わらないようにしたい」。
悔しさを晴らすシーズンにしたい。昨季は新チームの目玉として3番を任されたが、前半戦は不振に陥り、5月20日のソフトバンク戦には好機で代打を送られる憂き目にもあった。フルイニング出場に強いこだわりを見せる。3番を打つ責任感はフルイニングでポジションを守り通して初めて全うできると確信する。
「1年間その打順で通せるくらいの気持ちでやって欲しい。クリーンアップは特別なポジション。今年は、3番は鳥谷しかいないというものを見せてくれるはずだよ」。オーダーの進言役でもある和田打撃コーチは鳥谷の代役を考えていない。「終わってみれば2割8分というシーズンが続いている。3割20本は最低でもやって欲しい。最低でだよ!」。同コーチは鳥谷に全試合を任せる上で、数字上のノルマを課すことも忘れなかった。
「全試合出たなかで3割を打ちたい。本塁打と打点は多いに越したことはないけど、まずは率を残すことを考えて、そこにほかの数字がついてくればいい」。この日のランチ特打は78スイングで19本のサク越え。並んで打った新井が2本。本人は「自分はホームラン打者じゃない」と言い続けるが、元本塁打王を圧倒する飛距離を見れば、誰が監督でもクリーンアップを任せたくなる。
13日の日本ハムとの練習試合(宜野座)が今季初実戦になる。「実戦が始まるまでは体をいじめたい」。通常メニュー後、特守でユニホームを泥だらけにした鳥谷。2010年の新オーダーがひと枠だけ決定した。






