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蕭 マートン斬りで開幕ローテへ前進

 フリー打撃に登板しマートンを抑える蕭=宜野座
 フリー打撃に登板しマートンを抑える蕭=宜野座

 阪神・蕭一傑投手(23)が8日、初のフリー打撃登板で上々の投球を披露。対戦相手のマートンをほぼ完ぺきに封じるなど、目標の開幕ローテ入りを強力にアピールした。

 急きょ実現した“黄金カード”に、スタンドの虎党が熱い視線を注ぐ。真っ向勝負を挑む右腕、力強いスイングで応じる助っ人。沖縄の太陽に照らされながら、2人の力と力がぶつかり合った。

 当初、打席に立つ予定だったのは新井。しかし、別組で打撃練習予定だったマートンの希望により対戦が実現した。力強い速球で攻め立てる右腕。そして3球目の外角速球に、助っ人のバットが大きく空を切った。

 昨季より力を増した速球に、助っ人の打球が詰まる。全23球中、安打性の当たりはわずか2球。続く関本との対戦でも25球の熱投で渡り合った。両者にとって実戦的な打撃練習が初めてという点は差し引かれるべき材料。それでも、今季の活躍を強く予感させる内容だった。

 「力のある球を投げていたね」と目を細めた真弓監督。しかし、久保投手コーチは「いい球を四隅に集めようとし過ぎている。腕を振らないと1軍の打者は振ってくれない」。終了後には、リリース時にさらに力強さを出すべくフォームを微修正。今季の1軍戦力とみるからこそ、その評価は厳しかった。

 「甘いところに行きましたね」。自らの立場を理解する右腕も、自己評価は厳しい。今後は13、14日に行われる日本ハムとの練習試合での登板が予定される。

 「楽しみ半分、不安半分。どこでもアピールするだけです」。口もとを引き締めながら、決意を語った。ローテ奪取をめぐる戦いは、ここから始まる。

(2010年2月8日)







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