阪神の城島健司捕手(33)が7日、宜野座ドームで46スイングのフリー打撃を行い、フルスイングを解禁した。前日の屋外フリーでは反対方向へミート中心の打撃を繰り返したが、この日は全力でスイングし左翼方向へ強烈なライナーを連発。見守った和田打撃コーチも順調な調整ぶりに目を細めた。
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これが城島本来の姿か-。宜野座ドームの三塁ベース後ろに張られたネットが、弾丸ライナーで大きく揺れた。大きなフォロースイング、一瞬でボールをはじき返すスイングスピード。獲物を狙うように投手を凝視したジョーからは、異様な緊張感、相手をのみ込んでしまうような圧倒的な空気が伝わってきた。
フリー打撃開始後3分、9スイング目だった。ミートを続けていた城島が突然、一変した。「最初は反対方向しか打たないよ」と話していたが、いきなり左翼方向へ強烈なライナーが飛んだ。以降はミスショットすることなく、フルスイングにはじかれた打球はレフト、ライト方向へ飛んでいった。
左投手に代わってからも、ボテボテのゴロやポップフライは1球もなく、すべてライナー性の打球を放ち続けた。終了後には大粒の汗が滴り落ち、疲労の色がにじんでいた。それほど全力でバットを振った46スイング。見守っていた和田打撃コーチは「フルスイングできる下地がしっかりできている。何カ月も野球をやっていない時期があって、最初は打つポイントがつかめなかったと思うけど、最初の3分で確認して変わったね」と目を細める。
屋外であれば相当数のサク越えをマークしていたが、城島は「屋外ではこんなに打たないよ。自分の感覚がズレるから」。調整段階でサク越えを連発すればスイングの軌道、感覚が狂う。屋内ではその心配がないから、リミッターを解除した。「体にバットが巻き付くようにするためにね。これができれば質のいい打球が飛ぶし、飛距離も出てくる。軽く振っても飛距離が出る」と理想の打撃フォームが完成すれば、さらに飛距離はアップすると言う。
ケージの裏では金本のスイングをじっと見つめ「これから話も聞いてみたい」と言った。和田コーチにはシーズン中の修正ポイントを自ら伝え、チェックをお願いした。開幕へ向け日に日に前進しているジョー。現時点でその歩む道に障害はない。






