室伏流の「絶叫投法」だ-。ドラフト1位の阪神・二神一人投手(22)=法大=が29日、宜野座球場での先乗り合同自主トレに合流。ブルペンでは、投げる度に「うなり声」を上げながら30球を投げた。声を出すことで力が入る効果も把握済みで、投てき時の絶叫で有名な、ハンマー投げのアテネ五輪金メダリスト・室伏広治(35)の特集をテレビでチェックした経験もあり。今後は声も、力強さを増しそうだ。
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白球をリリースするたびに、うなり声がブルペンに響いた。直球だけの立ち投げでの計30球。「うぅぅぅん」-。二神の口から重く低い声が絞り出された。先乗り合同自主トレ初日から、独特の気合は全開だった。
「(声が)出てましたか?あんまり気付きませんでした。(気合の)バロメーターではないと思いますけどね」
この日は無意識のうちに出ていたが、投球時の声に対する意識はある。思い返したのは、ハンマー投げのアテネ五輪金メダリスト・室伏広治のことだった。
「(室伏の)ハンマー投げとかで、吠(ほ)えたりしているのを特集してるのを見たり聞いたりはしてました。声によって、力が入る声があるとか、大学の時に先輩に聞いたこともあります」
室伏が投てき時に絶叫することは有名。実際に、声を出すことは、自然に力が入って運動効果を高めるとされており、金メダル獲得という結果でも証明されている。二神は、そういった映像を見て、一流のアスリートが行っていることを自然とまねて、実践していた。
投球内容でも光るものを見せた。前日に大学のテストを終えて移動してきたことも考えて「ゆっくりと試しながら。昨日、ボールを投げられてなかったので。6、7割の感じですかね」と、全力投球ではなかった。それでも、捕手を務めた清水は「回転が良い。球のキレも。肩が柔らかそうですね」と、潜在能力の高さを評価していた。
投球後もウエートなどで汗を流し、充実の合同自主トレ初日を終えた。「藤原に流れを教えてもらって、入りやすかったです。(投球時の声は)やめたりはしないですね」。これから力が入るたびに、さらに大きな声が響き渡ることになりそうだ。






