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金本 2打席連発で交流戦“快笑”締め

 ヒーローとなった金本、スタンドにサインボールを投げ入れプレゼント=甲子園

 「阪神5-3日本ハム」(22日、甲子園)

 アニキ劇場で交流戦を締めた。金本知憲外野手(40)が二回、先制の12号ソロを放つと、同点にされた直後の四回には、2打席連続の13号勝ち越し2ラン。岡田阪神は15勝9敗で交流戦日程を終了して2位。優勝はならなかった。それでも大混戦の中、最後の最後まで見せ場をつくってくれた。

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 スポットライトは、1人の男に注がれた。聖地に詰めかけた4万3524人の歓声を一身に受け、誇らしげにお立ち台に上がる。奇跡を信じて、一丸野球で戦った一戦。主役はもちろん金本知憲、猛虎の4番だった。

 「尊敬する新井選手がヒットを打たれて、一塁ベース上から『金本さん、打たないとシバキますよ!』というアピールがあったので、怖くて打ちました」

 笑顔で振り返ったのは同点で迎えた四回の第2打席だった。調子を崩していた新井が4試合、実に17打席ぶりの安打をマーク。ここで金本は0-2からの3球目、外角低めの113キロカーブに狙いを定めた。力強く振り抜いた打球は、きれいな弧を描きバックスクリーンへ。今季13本目のアーチは勝負を決める勝ち越し2ランとなった。

 二回の第1打席では左中間スタンドにソロアーチを運び、2打席連続本塁打を記録。1試合2発は07年4月15日の横浜戦(甲子園)以来で、2打席連続となれば05年6月15日の西武戦(インボイス西武)までさかのぼる。さらに甲子園での2打席連続弾は、04年5月27日の横浜戦以来だった。

 ここまで幾多の本塁打を押し戻してきた聖地の浜風が、この日は金本の弾道を後押しした。「久々にホームランの出やすい風だった」と振り返れば、岡田監督も「久しぶりに風が味方したというかな。次どっちに点が入るかというか、1本目もそうやけど、2本目でみんなイケると思った」と絶賛。主砲のアーチを遮るものは何もなかった。

 試合開始直前、新井がユニホームを間違えてベンチ裏へ登場した。すぐ異変に気付いた金本は、ナインに“かん口令”を敷いた。だがこらえきれずに赤星が、金本が大爆笑。岡田監督からも「1人違うの着てたんや。(罰金は)5000万でええで」と冗談が飛び出すなど、前夜の敗戦を引きずらない雰囲気が、チームの快勝の影にあった。

 阪神はこれで交流戦全日程を終了した。金本は打率・407、29打点、7本塁打と、打撃3部門で高い数字をマーク。22日現在、打点部門で1位に輝き、打率&本塁打はいずれも2位の成績だ。

 「7月はたくさん甲子園で試合があるので、この超満員の中でどんどん勝っていきたいですね」と金本。交流戦初Vにはあと一歩、届かなかった。だが悲願のV奪回を目指す戦いは続いていく。28日から再開するリーグ戦を前に、価値のある1勝。つかの間の休息を挟んで秋の美酒に向け、主砲のバットが輝きを増す。








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