横綱白鵬、通算1000勝への足固め

 日本相撲協会は25日、大相撲夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)の番付を発表した。4場所ぶりに東の正横綱についた白鵬(31)=宮城野=は、名古屋場所での通算1000勝へ向け足固めを狙う。魁皇と並び史上最多タイの幕内通算勝ち星にもあと1勝と迫っている。

 春場所までに積み上げてきた白星は972。目標とする1000勝まであと28勝となっている白鵬は「名古屋場所の1000勝に向けて、いい足がかりにしたいな」と先を見据えた。

 名古屋場所で1000勝を達成するには、夏場所で13勝以上が必要となる。ハイレベルな数字となるが、春場所までの横綱在位52場所で13勝以上は38場所。白鵬にとってはまったく不可能な数字ではない。

 名古屋場所は横綱として10年目を迎える。「昇進したときの目標だったから」と節目の名古屋場所で、達成といきたいところだ。さらに、あと1勝すれば魁皇が持つ史上1位の幕内通算879勝に並ぶ。

 4場所ぶり36回目の優勝を決めた春場所は初日黒星スタート。「先場所の初日のこともありますから、早々と初日で並んでのびのびと相撲を取りたい」と話した。

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