大砂嵐、東京国際大で初受講も先生に

 エジプト出身でアフリカ大陸初の力士、大砂嵐(23)=大嶽部屋=が9月30日、東京国際大の聴講生として言語コミュニケーション学部の「日本の文化」を初受講した。

 聴講生というよりも先生だった。教室に入るなり、お菓子を食べていた学生に「勉強する時間だよ!食べないで」と注意。だがそのお菓子をもらうと、自分も食べて笑わせた。

 教室には20分間しか滞在できなかったが、壇上で自己紹介を始めるとそのまま学生から質問攻めにあった。「奥さんはいますか?」と聞かれ、浴衣にデザインされているヒエログリフ(古代エジプトの象形文字)について尋ねられたり腕を触られたり-。そのまま帰る時間となってしまった。

 昨年も4月に受講登録したが「時間があんまりなかった」と延期。休学しているカイロ大では会計学を学んでいた大砂嵐は、念願かなって「楽しかったです。秋巡業の前にも来たい」と笑みを浮かべた。

 将来は指導者になりたいという夢を持つ。「相撲だけじゃない日本の文化を勉強したかった」。入門から3年半がたち、「好きな日本語は『よろしくお願いします』です。エジプトにはない言葉で、いろんな意味がある」と流ちょうに話していた。

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