「大相撲九州場所・７日目」（１６日、福岡国際センター）

　新入幕の大砂嵐が時天空を寄り切って３勝目を挙げた。これまでの２勝は十両力士が相手だったため、幕内力士からの初白星となり、初の連勝を飾った。白鵬、日馬富士の両横綱は７連勝とし、全勝は２人だけになった。

　大砂嵐は２度目の立ち合いで左に変わって左上手を引き、体勢が崩れた相手を寄り切った。動転したのか、懸賞を受け取る際には、不要な礼と手刀を切る所作を行い、関ノ戸親方（元小結岩木山）から注意を受けた。今場所３回目の待ったを犯し、８日目に審判部で注意を受ける。新入幕で初の連勝、幕内力士相手の初白星にも「まだまだ。全然（ダメ）です」と、表情を引き締めた。