「大相撲初場所14日目」(23日、両国国技館)
土俵下で朝青龍の優勝を見届けた白鵬は、そっと唇をかみしめた。「もう一度12、13日目に戻れたらというのが、今思うとあります」。10場所ぶりに喫した、痛恨の連敗を悔やんだ。
必勝を期して臨んだ場所だった。場所後に紗代子夫人との結婚披露宴を控え、賜杯を“引き出物”とするつもりだったが、その気負いが最強横綱の調子を狂わせた。この日も琴欧洲を上手投げで退け、区切りの通算500勝を達成したものの、本調子とは程遠い内容だった。
白鵬が千秋楽を前にV逸するのは、一昨年夏場所以来の屈辱。それでも「千秋楽まで相撲を取り続けるのが一番の目標ですから」と笑みを浮かべ、「自分の相撲は取り切った」と強がってみせた。
(2010年1月23日)






