「大相撲初場所9日目」(21日・両国国技館)1敗の横綱朝青龍が関脇安馬を上手投げで退け勝ち越しを決めた。右四つに組み止めてから、豪快に同郷モンゴルの後輩を転がした。今場所前にけいこ場で取材を受けていた写真家・野村誠一氏が手がける雑誌で、グラビアが掲載される計画も浮上。人気復活の機運の中、復活優勝を狙う。
◇ ◇
同郷モンゴルの後輩を相手にしなかった。のど輪を食らっても意に介さず左まわしを引いた朝青龍。安馬とガップリ右四つで胸を合わせると、一気に寄って出る。俵ギリギリで残されても慌てず騒がず、左上手から豪快な投げで転がした。
支度部屋ではなぜか仏頂面だった。9日目での勝ち越しの感想を聞かれても「別に」と女優・沢尻エリカばりの受け答え。相撲内容についても「慎重に慎重にいった。(寄り切れなかったのは)まわしが伸びたからね」とボソボソと振り返るだけで、笑顔はなかった。
精神面がまだ安定しないとはいえ、白星を積み重ねるのが朝青龍の強み。復帰場所の熱気は、優勝争いが佳境を迎えるにつれて高まる一方だ。この動きに乗ってか“朝青龍グラビア本”が作成されつつある。場所前に部屋でのけいこを中心に朝青龍を取材した写真家・野村誠一氏が手がけるムック「N/S EYES ON(エヌエス・アイズ・オン)」で特集されることになった。
野村氏は過去に矢田亜希子や安倍なつみ、林葉直子らの写真集を手がけた敏腕カメラマン。「N/S-」では過去に歌手のGacktが巻頭で特集された。発行する株式会社ベストセラーズの担当者は「詳細は未定です。写真メーンですが、インタビューを行うかもしれません」とした。
同担当者は「1月や2月に出すのは難しい。いいタイミングがあれば」としていることから今春以降の発売となる方向だが、いずれにしても優勝で発売に花を添えたいところ。「まあ、これからだからね」と先を見据えた朝青龍。周囲を巻き込んで復活優勝へひた走る。






