「練習試合、浦和1-4FCソウル」(11日、いわさきホテルサッカー場)
ロンドン五輪アジア最終予選C組で2位に転落したサッカーU‐23日本代表・関塚隆監督(51)が11日、鹿児島・指宿市でキャンプ中のJ1浦和とFCソウルの練習試合を視察した。五輪予選の次戦・マレーシア戦(22日、マレーシア)で招集が濃厚なFW原口元気(20)がお目当てとみられ、浦和首脳陣に協力を要請。誠意が伝わり、浦和幹部も前向きな姿勢を示した。試合は浦和が1‐4で敗れた。
東京から鹿児島・指宿への日帰り訪問の成果はあった。旅程の都合で練習試合の途中で視察を切り上げた関塚監督は「協力要請ができました。(各クラブの)全部は回れない。行けない所には失礼になりますけど、情報を共有したい」と成果を強調し、足早に練習場を去った。
指揮官自らの視察は浦和だけ。原口の名前が出ると「個人的な名前を挙げるのは勘弁していただきたい」とかわしたが、浦和の山道守彦強化本部長が「元気を見に来たのは間違いない」と語る通り、目的は明らかだった。関塚監督が浦和の橋本社長と話し込む姿も見られた。
DF浜田とMF山田直をU‐23代表に送り出している浦和に誠意は伝わった。練習試合後、山道強化本部長は「3人を出さざるを得ないよねえ」と原口も加わることを示唆した。メンバー入りした際に備え、「(キャンプで)試合をさせてから行きます」と17日から始まるU‐23代表の遠征日程を想定し始めた。
この日の試合で原口は、攻撃的MFとして先発。ほかの主力組が75分の出場で交代したのに対し、丸1試合分の90分間出場した。2本目の40分にはシュートがポストをたたき、詰めたエスクデロのゴールをお膳立てする“アシスト”も見せ、アピールした。
守備が乱れ「そんなヤツ削れ(相手に激しく当たれ)」と味方にいらだつ場面もあった原口だが、「体はすごく動いている」と自身の状態は上々。関塚監督と会話はせず「あいさつだけしました」とプレーで訴えた。マレーシア戦の代表選手は13日の発表。昨年9月以来の代表復帰が見えてきた。
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