澤、ノーゴール“ミセス1号”お預け

 「なでしこリーグ、仙台3-4INAC神戸」(18日、ユアテックスタジアム仙台)

 首位のINAC神戸はFW大野忍(31)の2得点などで3位仙台に4-3で逆転勝ちした。8月に結婚を発表したMF澤穂希(37)はノーゴールに終わり、“ミセス1号”はまたもお預けとなった。

 MF澤は無得点に終わり、“ミセス1号”は出ず。8月11日の結婚発表から3試合目。夫であるJ1仙台強化・育成部の辻上裕章氏(38)は女子チームと直接関わりはないものの、初の“夫婦対決”に注目が集まった。辻上氏は19日に男子トップチームが湘南戦(ユアスタ)を控えていたため、試合会場に姿を見せることはなかった。

 7月のW杯カナダ大会決勝で左膝を負傷し、5日の新潟戦から復帰を果たした澤は「試合は試合、仕事は仕事で関係ない。自分を見失うことはない」とプレーに集中。ダブルボランチの一角としてフル出場した。

 17歳下のMF伊藤美とコンビを組み、鋭いスライディングと体を張った守備で相手の攻撃の芽を何度も摘んだ。視察に訪れた女子日本代表「なでしこジャパン」佐々木監督の前で元気な姿を披露した。

 チームは仙台に先制を許したものの、わずか6分間で逆転。一時は同点とされたが、FW大野の2得点など大量4得点で優勝争いのライバルを下した。残り2試合。2位日テレの結果次第で、次節にもレギュラーシリーズ優勝が決定する。

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