MF杉田豪快ミドル弾 確信の一撃
「女子東アジア杯、日本2-4北朝鮮」(1日、武漢)
2大会ぶりの優勝を目指す国際サッカー連盟ランク4位の日本は同8位の北朝鮮代表に2-4で敗れた。
美しい弾道が、武漢の夜空を切り裂いた。1点を追う後半25分、MF杉田が右足を振り抜いた。
「あの距離からはあまり決めたことはないが、蹴った瞬間、入ったと思った」。確信の一撃は相手GKの手をかすめてネットを揺らす。一時は同点となる一発を思い切りの良いミドル弾で決めた。
準優勝したW杯カナダ大会。杉田は予備登録となる35人のメンバーに名を連ねながらも、最終メンバー入りはかなわなかった。控えめな性格だけに、大きなことは言わないが「今日は1点取れてアピールになった」と、確かな手応えをにじませた。
W杯の主要メンバーが不在の今大会。リオデジャネイロ五輪の金メダルに向け、次世代のヒロインはここにもいる。