ノリさん東アジア杯に全力注ぎV再起だ

 サッカー女子W杯で準優勝した日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督(57)が7日、選手、スタッフとともにカナダから帰国し、千葉県成田市内のホテルで会見を行った。自身の去就について言及しなかったが、契約満了となる8月の東アジア杯での優勝に照準を合わせた。16年リオデジャネイロ五輪に向けても「(チームは)間違いなく金メダルを狙う」と意欲を示した。

 佐々木監督は未来を見据えた。「継続してやってきたことを出せた。あの(決勝戦の試合終了の)ホイッスルはなでしこの次のスタート」と、惜しくも準優勝に終わった大会を振り返った。

 指揮官の契約は8月の東アジア杯(中国・武漢)で終了する。日本サッカー協会の大仁会長は佐々木監督の去就について「東アジア杯が終わってから考える」とした上で、「(W杯、五輪)3大会連続で決勝に行きよくやっている」と手腕を評価、続投を示唆した。

 指揮官自身は去就について明言を避けつつ、「東アジア杯に向けてしっかり準備をしてから、その次がある」と意欲ものぞかせた。

 さらに、W杯の雪辱の舞台となる来年のリオデジャネイロ五輪に向けてもなでしこの“総意”としての決意を表明した。「前回(12年ロンドン五輪)は銀で、リオは間違いなく金メダルを狙う」。そのためには来年3月のアジア最終予選を突破しなければならない。

 出場枠は「2」。アジアでは今回のW杯でもベスト8に中国、豪州が入り、準優勝の日本といえども突破は容易ではない。その前哨戦ともいえる東アジア杯に全力を注ぐ。監督就任直後の08年の同大会(中国・重慶)は日本女子サッカー史上初のタイトル獲得となった。まずは初心に帰り、東アジアの頂点から世界一を目指す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

なでしこJAPAN最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス