Jリーグ観客OKへ 7月11日から、主要スポーツで初!鳴り物など観戦スタイル制限

 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は9日、加盟各クラブ代表との実行委員会をオンライン上で開催。リーグ戦再開から3節目となる7月11、12日に行われる第4節から観客を入れた状態で行うことでクラブ側と考えを一致させた。5000人またはスタジアム収容人数の50%以下で少ない人数が適応される。さらに8月1日からは収容人数の50%での開催を目指す。

 再開へと動き出したJリーグが、無観客から“有観客”へとかじを切る準備を進める。

 実行委員会では政府が定めるガイドラインに従う形で、7月10日以降の公式戦では上限5000人(もしくは収容人数の50%以下)での観客を入れる方針をクラブと確認。主要プロスポーツ団体では初めて、観客を入れて開催する意志を決めた形となったが、村井チェアマンは「自治体・政府の理解がいただける範囲で、我々としては感染拡大阻止のための準備をした上で、お客様をお招きできるように申し合わせた」と慎重な姿勢を貫いた。

 J1は再開する7月4日からの第2節と8日の第3節は無観客だが、再開3戦目から観戦が可能。ただ、以前のようなスタジアムに戻るまでには時間をかける。NPBとの新型コロナウイルス対策連絡会議では、専門家チームから鳴り物禁止など、サポーターの新たな応援方法にも助言を受けた。無観客期間も含め横断幕や旗の持ち込みが禁止されたり、スタジアム内での飲食などでさまざまな制限がかかる見込みだ。

 チーム移動リスクを考慮し、7月中は、近隣チームとの対戦が優先される。現在協議されている“有観客”の初戦となる第4節では横浜M-FC東京、川崎-柏、浦和-鹿島など首都圏での注目カードもあり、予断は許さない状況に変わりはない。クラブ側もサポーター側も感染予防のために慎重な行動が求められる。だがスタジアムでJリーグが見られる日は、確実に近づいている。

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