J1神戸DF那須大亮が今季限りで現役引退「数年前からヘディングで脳が揺れた」

 J1神戸は16日、2004年アテネ五輪日本代表のDF那須大亮(38)が天皇杯終了をもって現役を引退すると発表した。那須は同日、昨年7月に開設した自身の公式「You Tube」チャンネルでも発表した。

 鹿児島県南さつま市出身の那須は、鹿児島実-駒大から02年に横浜Mに入団。03、04年にはJ1連覇に貢献した。東京V、磐田、柏を経て13年に浦和入り。17年にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝も経験した。18年に神戸へ完全移籍。昨季J1通算400試合出場を達成したが、今季はリーグ戦で出場機会がなかった。

 那須は公開した動画で「私事ですが、今シーズンをもって、18年やらせていただいた現役生活を引退します」と語った。所属した6チームへの思いを振り返り、「18年間、思い返せば…長いようで短かかった現役生活だったと思います」と声を詰まらせた。

 引退を決断したきっかけについて「数年前、ヘディングをした時に脳が揺れるという現象から始まりました」と明かした。「今年になってから練習の中でもヘディングをするたびに脳が揺れるという現象が起こったので、自分の中で、練習の中でもヘディングするのも嫌がっている自分がいました」、「ビジャの引退セレモニーがあった時に、今まで100%で走り続けてきたサッカー人生だったので、100%でやれてない自分に気付かされました」と説明した。

 神戸は21日に天皇杯準決勝の清水戦(ノエスタ)を控えている。那須は「あと2試合、試合が残っています。僕の最後の使命は、このヴィッセル神戸で天皇杯を優勝して、最後にみんなで喜びを分かち合うことだと思っています。みんなの力で優勝しましょう」と呼び掛けた。

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