「明治安田生命Ｊ２、横浜ＦＣ２－０愛媛」（２４日、ニッパツ三ツ沢球技場）

　横浜ＦＣが愛媛に２－０で快勝し、勝ち点７９で２位を守って１３年ぶりのＪ１復帰を決めた。

　不惑のレフティーがＪ１昇格に導いた。ボランチとして５試合連続先発出場したＭＦ中村俊輔（４１）は前半３２分の先制ＰＫにつながるＣＫを蹴るなど８２分間プレー。「４１歳までやってるとこういうこともある」と喜びをかみしめた。

　７月にＪ１磐田から移籍し、戦いの場を自身初のＪ２に求めた。「自分でカテゴリーを落としたので葛藤もあった」。加入後はコンディションが上がらず、途中出場やベンチ外も続いた。「あとはＪ３か引退しかない、そこまでの恐怖を味わった」と振り返った。

　横浜ＦＣとは契約満了となる。契約延長も含め去就は明言しなかったが「足首が持てば、できるだけ長くやりたい。もしかして自分はサッカーをやる人なのかな。トライはしたい」と現役続行への意欲をにじませた。