C大阪・柿谷曜一朗、残留決断の心境吐露「試合に出られない状況は自分に責任」

 J1名古屋から期限付き移籍で獲得の打診を受けながらC大阪残留を決断した、元日本代表FW柿谷曜一朗(29)が18日、大阪市内で取材に応じ「このクラブで新たに頑張ろうと思った」と決意を語った。

 柿谷は今季、開幕から8試合連続で先発出場し、4月5日の川崎戦で今季初ゴールを挙げたが、第9節にスタメンを外れると負傷が癒えた後も出場機会を得られず、直近では3試合連続ベンチ外が続いていた。

 名古屋からの打診に「熱心に誘ってもらい、必要としてくれている気持ちは伝わった。他のクラブから評価されるのは嬉しいこと」と感謝を述べつつ、「試合に出られていない状況は自分に責任がある。試合に出られない事実を変えるのは自分しかいない。なぜ今サッカーをやっているのか、サッカーをしてる意味は何かと考えた時、こういう決断をせざるを得なかった」と、揺れた胸中を明かした。

 C大阪には4歳から下部組織に所属しており、「このクラブで育ったし、その思いだけで突っ走ってきた。強引に突っ走ってきた部分もあるが、そこを抑えて試合に出られるか分からないが、試合に向けて準備をやっていきたいと思ったし、ちょっとでもチームの助けになりたい」。

 さらにサポーターへの思いも口にした。「どんな状況でも、このクラブで輝く姿を待ってくれてる人が少なからずいると僕は信じているので、(残留することで)きつい環境に身を置くことになるかもしれないけど、チームのためにできることをやって、サポーターの期待を裏切らないように、そういう気持ちがある限りやり続けたい」と決意を新たにした。

 柿谷は昨夏にもG大阪から正式オファーを受けたが、残留を決断していた。

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