J1神戸サンペール「本当にビックリ」来日初どころかプロ初ゴール 4発快勝

神戸ー北九州 後半、相手ゴール前で華麗なフェイントからゴールを決めた神戸MFサンペールに駆け寄る選手ら=ノエビアスタジアム神戸(撮影・後藤亮平)
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 「天皇杯2回戦 神戸4-0北九州」(3日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸はMFセルジ・サンペール(24)の来日初ゴールなど4得点で快勝した。

 待望のゴールが生まれた。MFサンペールは3-0の後半35分、ドリブルで数人をかわして抜け出すと、鋭い切り返しを繰り返し相手を翻弄。最後は左足で流し込んだ。

 3月に加入したサンペールにとって来日初ゴール。「本当にビックリするくらいうまくいった。ずっと自分の記憶に残る」と喜びを噛みしめた。ドリブルを駆使した珍しいプレーに、チームメイトからは「メッシのマネをしたのか」と冗談を交え祝福を受けたという。

 13年にバルセロナBでプロデビューし、バルセロナ、グラナダ、ラス・パルマスでプレーしてきたが、世代別代表での試合を除くと公式戦初ゴールともなった。外国人枠の問題でリーグ名古屋戦ではベンチ外になるなど不遇の時を過ごすが、記念すべき一発を契機にさらなる飛躍を狙う。

 名古屋戦から先発メンバー全員を入れ替え、MFイニエスタ、FWビジャらに休養を与えたフィンク監督も「いいパフォーマンスをしてくれた。(今日のゴールで)自信がついたんじゃないかと思う」と、サンペールへの賛辞を惜しまなかった。

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