J1神戸・三浦SD、フィンク氏就任の経緯語る “バルサ化”継続も強調

 J1神戸の三浦淳寛スポーツダイレクター(SD、44)が11日、神戸市内で取材に応じ、今季2度目となった監督交代について「タイミングに関してはベストではないが、そういう形にならざるを得なかった」と語った。

 神戸は8日に吉田孝行氏(42)の監督退任と、トルステン・フィンク氏(51)の新監督就任を発表した。三浦SDは1日の磐田戦後、吉田氏の続投について「もちろん」と明言していたが、「(フィンク氏とは)手続き上の問題や契約するかどうか分からない状況だった。当然うまくいかなければタカ(吉田氏)にお願いするという状況だった」と説明した。

 昨季から掲げる“バルサ化”のスタイル継続について、三浦SDは「攻撃的なポゼッションサッカー、そこに関しては全く変わらない」と断言。「バルサ化とはバルセロナのようにボールを保持して、より魅力的で攻撃的なサッカーを目指しましょうという意味。(フィンク氏も)我々のプロジェクトを聞いてすごく共感を持ってくれた」と述べ、“バルサ化”とドイツ人指揮官との整合性を強調した。

 監督招聘の決め手として「戦略的な構築ができる。あとはリーダーシップ、チームの一体感とかをすごく重要視している。トータル的なものを含めてお願いした」と話し、期待を寄せた。アジア・チャンピオンズリーグ出場圏獲得いう目標についても「一つ一つ勝ってそこの目標に向かってやっていくだけ」と、下方修正は行わなかった。

 フィンク監督の契約期間は21年1月末までの1年半とみられ、就労ビザを取得次第、15日のFC東京戦(味スタ)から指揮を執る予定となっている。

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