神戸5連敗も三浦SDは吉田監督の続投明言

 「明治安田生命J1、札幌2-1神戸」(4日、札幌ドーム)

 5試合が行われ、神戸は敵地で札幌に逆転負けを喫し、5連敗で13位に後退した。

 元号が変わっても流れが変わることはなかった。神戸は令和初戦でも勝てず、北の大地で昨季に続く2年連続のリーグ戦5連敗という屈辱にまみれた。

 わずかな光明も、すぐにかき消された。後半17分に元スペイン代表FWビジャのPKで先制。背番号7の5試合ぶりとなるゴールも、6分後に追い付かれると同30分に逆転を許した。今季はビジャが得点すれば3戦全勝だったが、不敗神話も終わりを告げた。

 筋肉系の負傷を抱え別メニュー調整が続く元スペイン代表MFイニエスタ、元ドイツ代表FWポドルスキは欠場。吉田監督は前節から先発を5人入れ替え、4-4-2に布陣変更したが、懸命の試行錯誤も勝利を引き寄せることはできない。

 「I」と「P」の不在はピッチに色濃く反映され、イニエスタに代わって主将を務めたDF西は「力がないということ」と力なくつぶやいた。今季初先発の19歳MF郷家は「代役ではなく違った特長を出すべき」と奮闘したが、終了間際の決定機も好守に阻まれた。

 吉田監督は再任から公式戦4連敗となったが、三浦SDは指揮官の続投について「もちろん」と答え、「ネガティブなことはクラブとして一切考えていない」と現体制の支持を明言した。

 昨季から“バルセロナ化”を掲げ、伝統の堅守速攻からボール保持するスタイルへの転換を図っている。三浦SDは「改革には痛みを伴うもの」としながら、「これだけ勝てないと苦しいのは苦しい」と胸の内も明かした。吉田監督は「同じ絵を描いていきたい。攻守を一つになってやるだけ」と団結を強調した。出口の見えない苦境から抜け出す術を、クラブ一丸で模索していく。

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