清水VS神戸で異例の追加タイム18分50秒、負傷3人に退場1人 GK弾にもみ合い

 清水-神戸 後半、退場処分を受ける神戸・ウェリントン(左)。右はイニエスタ=アイスタ
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 「明治安田生命J1、清水3-3神戸」(24日、IAIスタジアム日本平)

 後半のアディショナルタイム(追加タイム、AT)が16分にも及び、後半だけで正味1時間を経過する珍しい事態が起きた。さらに、試合終了間際に清水のGK六反勇治がヘディングで同点ゴールを奪うという異例ずくめの試合となった。

 3-2で神戸がリードしたまま試合は最終盤へ。追加タイムの目安は4分間と表示された。AT3分20秒ほどは、試合がはっきりと止まる局面はなく経過したが、清水の河井が神戸の橋本と競り合った際に頭と頭がぶつかった。

 河井はプレーを再開できず頭部を固定され担架で搬出され、兵藤と交代した。橋本もピッチに戻れず、神戸は藤田が2度の警告で退場していたため、プレー選手は2人少なくなった。

 この時点でATは8分を経過していた。すでに消化していた分を考慮すれば、ここから数十秒プレーが流れれば試合が終了するのは一般的だが、主審は試合を続けた。

 さらにAT8分45秒が経過したころ、今度は清水の立田が神戸のポドルスキと競り合った時に腹部に強い衝撃を受けた様子でうつ伏せに倒れ込んだ。約2分間動けず、結局、立田も担架で搬出された。

 なおも試合が続き、後半AT14分、左CKから攻め上がっていたGK六反が頭で決めて同点となった。

 荒れた雰囲気は収まることなく、神戸のウェリントンのファウルをきっかけにピッチ脇で両軍選手・スタッフがもみ合いになる事態に。警備員までもが制止に入る非常事態に陥った。ウェリントンはこのファウルで2度目の警告となり、退場となったが興奮状態に。主審との間に入った六反を投げ飛ばしてしまった。

 プレーが再開した際にはATは18分30秒を経過していた。兵藤によるFKからの攻撃を神戸がクリアした18分50秒ところで終了のホイッスル。主審が試合をコントロールできていたとはとても言えず、非常に後味の悪い結果となった。

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