サッカー日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏（６５）が２７日に東京都内で会見を行うことが決まった。日本記者クラブが２０日、発表した。

　荒ぶるハリル節が飛び出すか。日本協会の田嶋幸三会長（６０）は９日の会見で、選手との信頼関係が薄れたことやコミュニケーション不足を解任理由に挙げた。ハリルホジッチ氏に対しては７日にパリのホテルで解任を通告したが、同氏は「なぜこの時期なんだ。満足ではない」と怒りに震え、違約金などの詳細が書かれた書類の受け取りを拒否したという。

　フランス内の報道では、ハリルホジッチ氏は日本での会見を希望しており、それが実現した形になった。会見では、解任理由に対する反論など自身の考えをぶちまけると見られる。

　同氏が会見を行うことになったことについて、日本協会側は「われわれも（会見の）内容を確認させていただきます」とコメント。前監督の考えに耳を傾ける意向という。

　代表監督として会見に出席していた時は、マシンガントークが特長だったハリルホジッチ氏。会見の予定時間はわずかに１時間で協会関係者も「質問、２つぐらいで終わりそうですね」と苦笑いする。思いの丈を言葉に込める。