西野流働き方改革 選手の体調管理優先 ハリル流“モーレツ練習”にNO

 サッカー日本代表の西野朗新監督(63)が19日、都内のJFAハウスで就任後初のスタッフ会議を開催。W杯本大会に向けたチームスケジュールなど確認した。W杯直前にチームを率いることになった指揮官は5月21日から開始予定の国内合宿について、過密日程が続いてる国内組には同19、20日のJリーグ終了時から3日の休養期間を与える方針を決定。厳しい練習を課していた前指揮官とは違い、西野流の“働き方改革”でチームのコンディションを整える。

 決戦前には適度な休養も必要ということか-。西野新監督が国内組に休養を与えるプランを示した。都内で初のスタッフ会議を開催。「選手に関する情報共有と、これからのスケジューリング」が主な議題となった。

 前体制と対照的なのは、壮行試合・ガーナ戦(5月30日・日産ス)に向け、21日から開始予定となっている国内事前合宿でのコンディション調整法。選手に高い水準を求めていたハリルホジッチ前監督は自身最後の遠征となった3月のベルギー遠征前、W杯に向けて「狂ったようにトレーニングをしたい」と宣言。これまでも選手個々のコンディションに合わせて練習メニューを変えるなど、基本的には自らの手元に置いて調整を進めていた。

 だが、西野新監督は「休養もやっぱり与えないといけない」。W杯開催のため、今季は過密日程となっている国内組に関しては「(中断前最後の試合から)最低でも3日は(休養を)取らせたい」と72時間の“リフレッシュ休暇”を与える方針。海外組についても「シーズンは終わりなわけで。リカバーさせる状況を取らないといけない」とシーズン終了後の蓄積疲労を軽減させることを優先。一時は検討した練習試合も回避する見込みだ。

 さらに、オーストリアで行われる直前合宿の出発前にも「31日(ガーナ戦翌日)は休ませます」と休養期間を設ける。W杯メンバー23人には家族水入らずなどで過ごせる最後のリラックスタイムを設定。英気を養って日本をたつ。

 徹底管理を貫いた前体制とは対照的なアプローチ。まさに西野流の“働き方改革”で選手の心身を整えて、ロシアへと向かっていく。

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