なでしこ、8大会連続W杯出場決定 猛攻耐えドロー

 「サッカー女子・AFCアジアカップ、日本1-1オーストラリア」(13日、アンマン)

 1次リーグB組最終戦で日本代表「なでしこジャパン」がオーストラリアと1-1で引き分けて4強入りし、8大会連続のW杯出場を決めた。日本は後半18分に阪口夢(日テレ)が先制。相手の反撃を終盤の1失点のみにとどめた。韓国、オーストラリアとともに3カ国が勝ち点5で並んだが、規定により日本がB組2位で準決勝に進み、8チーム中5位までに与えられるW杯出場権を獲得した。

 1991年の第1回から紡いできたW杯連続出場の歴史を終わらせるわけにはいかない。組織的な守備でオーストラリアの猛攻を再三しのいだ価値あるドロー。高倉監督は「体を張ってしのぎながら出場権を獲得したのは非常に誇らしい」と選手たちをたたえた。

 17年の対戦ではエースのカーに前半だけで3得点されるなど、相手の速さに苦しんだ。その反省から、サイドの守備では縦のコースをふさぎ、守備的MFの宇津木らが待ち構える中央に追い込んで止める作戦で臨み、これが見事にはまった。

 ボールの取りどころが定まれば、攻撃にもスムーズに移行できる。宇津木は「真ん中で相手の攻撃を止めることがうまくいく部分はあった。みんながいい動きをしていた」とかつてのなでしこをほうふつとさせる戦い方に、手応えを口にした。

 1対1での競り合いの弱さなど克服すべき課題は多い。熊谷は「正直、今のままではW杯は絶対に勝てない」と危機感を抱く。世界で躍動するために、まずは2大会連続の、アジアの頂点を狙う。

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