倉田 左FW任せろ!3戦連続弾でアピールだ「チャンスつかみ取りたい」

 「サッカー男子・東アジアE-1選手権、日本-北朝鮮」(9日、味の素スタジアム)

 北朝鮮との初戦を9日に控え、男子日本代表は試合会場となる東京・味の素スタジアムで冒頭15分間を除く非公開で最終調整を行った。戦術練習ではFW倉田秋(29)=G大阪=が主力組の左FWに入ったとみられ、先発出場の可能性が高まった。フクダ電子アリーナで女子の2試合が行われ、日本代表「なでしこジャパン」は韓国に3-2で競り勝ち、白星スタートを切った。

 左サイドからW杯をたぐり寄せる。非公開で行われた戦術練習。主力組の3トップ左FWには、合宿初日から配置されていた阿部に代わり倉田が入ったとみられ、先発出場の可能性が高まった。

 倉田は17年3月のW杯最終予選で約1年7カ月ぶりの代表復帰を果たして以降、中盤を逆三角形に並べたインサイドハーフとして起用されてきたが、今大会はFW登録で招集された。ハリルホジッチ監督は倉田に対し「中盤も左FWもどちらもあるから準備しておくように」と言い渡していたという。

 左FWとして起用されれば、先発出場で代表デビュー戦となった15年8月の東アジア杯韓国戦(1△1)以来。韓国戦では88分間プレーし、MF山口の国際Aマッチ初得点となる同点ゴールをアシストした。

 所属するG大阪では左MFなどでもプレーするが「タメを作るというよりは裏を一発(狙う)という動きの方がチームに合っている。でもそればかりだと俺の良さも生きない。自分なりにやっていければ」と、左FWでのプレーを思い描く。

 11月の欧州遠征では右足小指骨折の影響で出番がなく悔しさだけが残ったが、10月の親善試合2連戦では2得点。初戦の北朝鮮戦に3戦連発が懸かる。「チャンスを生かすも生かさないも自分次第。ここでチャンスをつかみ取りたい。優勝しないと全員が評価されないので優勝したい」。ロシアW杯メンバー入りへのアピールと最下位に終わった前回大会の雪辱を見据えた。万能型アタッカーがチームと個人、2つの結果を手に入れる。

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