森保JAPAN 19年6月南米選手権派遣へ Jリーグとの協調不可欠

 日本サッカー協会が2020年の東京五輪に出場する代表チームを、19年の南米選手権(ブラジル)に派遣する計画を立てていることが14日、分かった。日本は招待国での出場を打診されている。今後はJリーグ各クラブにチーム編成の協力を要請し、派遣実現を目指す。本気の南米勢との対戦となれば、森保一監督(49)が率いる“森保ジャパン”にとって、メダル獲得に向けて格好の修行の場となりそうだ。

 52年ぶりの五輪メダル獲得に向け、森保ジャパンが超格上との武者修行に挑む。関係者によると、19年にブラジルで行われる南米選手権に東京五輪世代の代表チームを派遣するため、南米連盟と交渉。同連盟は招待国での出場を日本に打診しており、五輪世代での参加も了承しているという。

 南米選手権には、トルシエ監督が日本代表を率いていた99年大会に招待国として初出場。11年にも招待を受け、出場を検討したが東日本大震災の影響もあって辞退した。敵地での南米勢との勝負は、代表チームにとっては重要な強化の場となるが、FIFAの規約上、大陸選手権での選手拘束力は1年間で1度のみ。19年は1月にアジア杯が開催されるため、フル代表派遣は困難だった。

 東京五輪を目指す世代は今夏、U-20W杯(韓国)に出場も16強止まり。格上との真剣勝負の場が少ないという強化策の反省点もあっただけに、南米選手権への派遣が実現されれば、絶好の機会となる。

 ただ、開催時期が6月のため、少なくとも国内組のベストメンバーを派遣するには、議論を重ねているシーズン移行問題も含めリーグ側との協調が不可欠。メダル獲得に向けたバックアップ体制を整え、森保ジャパンをブラジルへと送り込む。

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