ハリル監督欧州組視察行脚へ 遠征後チームと戻らず香川、岡崎らと面談も
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が、現在行っている代表の欧州遠征後も日本に戻らずに欧州での視察行脚にでることが12日、分かった。W杯本大会に向けて指揮官が「メンバーが固まってくると思う」と見通しを語る18年3月の親善試合に向け、欧州組の状態をチェックする。チームは11日(日本時間12日未明)、リールでの合宿を打ち上げて親善試合・ベルギー戦(14日・ブリュージュ)に向けて陸路でブリュージュ入りした。
ハリルホジッチ監督が、自ら欧州組のコンディションをチェックする。代表関係者によると「今回の遠征後、監督はチームと一緒に戻らずに、ヨーロッパに滞在することになりそうです」。自宅を構えるフランスを拠点に、欧州各国へと足を運ぶことになりそうだ。
指揮官は、W杯イヤーの初陣となる来年3月の強化試合(対戦相手、開催地共に未定)からある程度メンバーを固定化していく方針を示している。海外組にとっては今遠征が年内最後の代表活動となるため、招集されたメンバーだけではなく、MF香川(ドルトムント)、FW岡崎(レスター)といった落選組とも面談を行う可能性もある。
日頃からフランス人スタッフを欧州に派遣し、情報を得ているハリルホジッチ監督。だがACLでの活躍で代表入りとなったMF長沢ら、直接視察での印象をメンバー選考時に重視する一面もある。インパクトを残せば大きなアピールチャンスとなりそうだ。