バルセロナとネイマール“銭闘”泥沼化も 新天地での出場に待った…

 サッカースペイン1部リーグ、バルセロナがフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍したブラジル代表FWネイマール(25)の国際移籍証明書を発行するためのスペイン協会への関係書提出を見合わせているという。バルセロナを拠点に展開するスポルト紙が伝えている。

 離脱選手の新天地での出場に待ったをかけているのは、ネイマールとの契約解除金2億2200万ユーロ(約286億4000万円)の小切手を回収していないため。小切手が正当なものと確認でき次第、手続きを進めるとしているが、思わぬ形でPSGでのデビューが遅れているネイマールにとっては前所属クラブに足を引っ張られている感もある。

 もっともネイマール側もバルセロナに対し金銭の要求をする構え。これは昨年バルセロナとの契約延長で約束されていた1年後のボーナス(成功報酬)、2600万ユーロ(約33億5000万円)支給がなされていないためで、同じくスポルト紙によると代理人のネイマールの父親はFIFAに対し契約不履行の訴えを起こす考え。バルセロナはすでに破棄された契約が根拠になっているとして一部を支払うにとどめる意向だが、ネイマール側は全額の支払いを要求している。

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