鳥栖MF鎌田大地フランクフルト移籍へ 本人は明言避ける

 J1サガン鳥栖の鎌田大地(20)が、獲得オファーを受けていたドイツ1部リーグのアイントラハト・フランクフルトに移籍することが決定的になった。21日の天皇杯2回戦、松江シティ戦前に鳥栖の竹原稔社長が「近く正式に発表し、会見します」と認めた。3年契約とみられる。

 プロ3年目の鎌田は、かねて「早く行けたら行きたい」と海外挑戦への意欲を口にし、昨オフはドイツのドルトムントなど欧州各国のリーグ戦を視察した。オファーを勝ち取るためにも今季は年間2桁得点を目標に掲げ、これまでJ1リーグで15試合に出場して3得点。持ち味のキラーパスや威力のあるシュートに加え、守備面での成長も見せていた。5月下旬には同い年の一般女性と結婚した。

 この日はフル出場し、無得点。去就について問われたが「鳥栖の選手なので、目の前のリーグで勝ち点を1でも多く取るためにやるだけ。あまり気にせず、しっかり試合をしたい」と明言を避けた。「(25日のJ1)浦和戦にいい状態で臨めるようにトレーニングしたい」とも話しており、当面は鳥栖の一員としてプレーを続けるもようだ。

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