豪州戦の日程変えて!田嶋会長が検討示唆 ハリル監督の続投明言&後方支援へ

 サッカーのW杯アジア最終予選の日本-オーストラリア戦(埼玉)が、予定されている8月31日から変更される可能性がでてきた。日本サッカー協会の田嶋幸三会長(59)は14日、前日にテヘランで行われ1-1で引き分けたイラク戦を終えた日本代表とともに羽田空港に帰国。日本は9月5日にアウェーでサウジアラビアと対戦するが、サウジアラビアは直前のアウェー戦を8月29日にUAEと行う。同じ中6日で戦う方法を含めて検討することになった。

 田嶋会長は厳しい表情を見せた。「双方が合意すれば、日程は変えられるはず」と説明。「サウジは中6日、日本は中4日。日程は重要。確認します」と、検討することを示唆した。

 現状ではサウジアラビアは8月29日にアウェーでUAEと対戦。日本は同31日にホームでオーストラリアと対戦する。移動距離も時差もない上に、中6日。万全を期して、9月5日の日本戦を迎える。

 一方の日本はオーストラリアとの大一番を8月31日に開催。中東までの移動を強いられる上に、中4日で、ただでさえ厳しい中東でのアウェー戦を戦わなければならない。コンディションの違いは雲泥の差だ。

 W杯予選など国際Aマッチは国際サッカー連盟(FIFA)が規定したインターナショナルウインドーの期間中に行う決まりがある。8月28日から9月5日がその期間にあたり選手を拘束できる。

 ここに問題が生じる。29日にオーストラリア戦を行うとなると招集翌日に、練習できないまま試合を行うことになる。しかもJリーグ勢は26日に試合が組まれており、29日開催となると、中2日の強行軍だ。

 8月31日のオーストラリア戦開催は昨年末に、年間スケジュールとして発表されたもの。すでに発表済みの日程を変更することも前代未聞。最良の手を模索していく。

 なお、ハリルホジッチ監督体制について田嶋会長は「次に向けてフルにサポートしていく。(監督を)今代えるメリットはないし、全く考えてない」と現体制の支持を明言。長旅にハリルホジッチ監督やゴールを決めた大迫(ケルン)らは疲れた表情で到着ロビーを通過した。

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