26年W杯アジア最大9枠 縁が薄かった地域での注目度アップも

 国際サッカー連盟(FIFA)は9日、バーレーンのマナマで開いた理事会で出場チーム数が48に増える2026年ワールドカップ(W杯)の大陸別出場枠案を承認した。アジアは32チームで実施する現行の4・5から8枠への増加が決定。プレーオフを含め、最大9チームの出場が可能になる。

 現在アジアからは最終予選上位4チームが本大会へ進み、5位は大陸間プレーオフで出場権を狙う。26年はこれに代わって、欧州以外の5大陸連盟など計6チームで2枠を争うプレーオフを実施する。日本サッカー協会の田嶋幸三会長は増枠に「可能性は相当増えた」と歓迎。W杯出場のハードルが下がった上、アジア予選の短縮により本大会に向けた強化に注力できる可能性も出てきた。

 欧州は現行13から16に増加。アフリカは9(現行5)、南米は6(同4・5)、北中米カリブ海6(同3・5)、オセアニア1(同0・5)の出場枠が確保された。FIFAは今回の改革でこれまで縁が薄かった地域での注目度アップをもくろむ。特にアジアは近年サッカー界へ積極的な投資を行う企業が多く、大幅な増枠で厚遇された形となった。

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