Ｊ１Ｃ大阪の日本代表ＭＦ清武弘嗣（２７）がＪ１開幕戦となる磐田戦（２５日、ヤンマー）を欠場することになった。２４日、チームは大阪市内で最終調整。右太腿裏から臀部の筋肉に張りを訴え、１７日から別メニュー調整が続いていた清武はベンチ入りメンバーで行った練習に姿を見せなかった。

　途中出場も含めた起用を模索していた尹晶煥監督（４４）は「コンディションが１００％ではない。明日のメンバーには入っていない。期待している方が多くいるので、ベンチに入れるのもありかと思ったが、開幕戦のことだけを考えてはいられない。これまで練習をしてきた選手の気持ちもある」と決断の理由を説明した。

　清武はベンチ入りメンバーの練習後、グラウンドに現れ、ランニング中心にメニューを消化。スパイクに履き替え、ドリブルなどボールを蹴る様子も見られ、順調な回復ぶりを思わせた。

　清武の定位置と見られていた左ＭＦには、ＭＦ関口訓充（３１）の先発出場が濃厚となった。関口は「注目される一戦。今年のセレッソは強いというのを全国に知らせるチャンス。ハードワークの部分や相手の背後を狙い、一対一の仕掛けなどを積極的にやりたい。７０分間で足がつってもいいくらいの気持ちで、流れを自分たちに持っていきたい」と、強い決意をにじませた。