INAC神戸 PK戦制し皇后杯連覇 澤不在の中盤もしっかり機能

 「サッカー・皇后杯・決勝、INAC神戸0(PK5-4)0新潟」(25日、フクダ電子アリーナ)

 決勝が行われ、INAC神戸が新潟に対し延長まで0-0のまま終え、PK戦を5-4で制して2大会連続6度目の優勝を果たした。新潟は初優勝を逃した。INAC神戸は中島や高瀬のシュートが枠に当たり、終盤は一方的に押し込んだが得点には至らなかった。後蹴りのPK戦は7人目で相手のキックをGK武仲が阻み、増矢が成功した。

 昨季限りで引退した澤の決勝点で頂点に立ってから約1年。INAC神戸が7人目までもつれたPK戦を制して2連覇を果たした。松田監督は「昨年は澤に引っ張られてのタイトル。今年は自立し、それぞれの選手がやれることをやった」と満足そうに話した。

 澤が長く支えた中盤で、後輩が頼もしいプレーを見せた。26歳の中島は攻守で局面に顔を出し、クロスバーに当たるミドルシュートを2本。19歳の杉田は後半から投入され、巧みなボール保持や展開力で流れを変えた。

 中島は「お姉さんたちにいつまでも頼っていたらチームは伸びない」と自覚を口にした。リーグ戦では日テレに大きく離された2位に終わり、リーグカップは1次リーグ敗退。苦闘の1年を最高の形で締めくくり、未来へ弾みをつけた。

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